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フィギュア小話

こんにちは、スタッフMです。 フィギュアディスプレイの話ばかりしてきましたが、
ここでフィギュア自体の話をおひとつ。

フィギュアというのは、フィギュアを作る事を仕事としているフィギュア造形師、
いわゆる原型師さんが、元となるフィギュアを手作業で作っています。(最近は3Dプリンターのものもあります)
材料は人それぞれですが、エポキシパテ、石粉粘土などなど。
ヨドバシカメラなどで販売されています。

元となるフィギュア…「原型」といいますが、原型ができたら、まず販売元で型を取ります。
原型を複製するためですね。 原型が複製出来たら、複製を更に複製します。
これで複製品が2つになりました。
複製できたら、2つの複製品を型取りして、また複製します。
複製できたら、型取りして、また複製します。
複製できたら……
と複製を繰り返し、複製品の複製品の…複製品を沢山作ります。
これが市場に出回り、皆さんの元にやってくるわけです。

では、なぜ同じようなサイズなのに値段が違うフィギュアがあるのか?
その理由は、複製の度に原型師さんが手直しをしているからです。
フィギュアを作ったり、複製をした事がある方はご存知だと思いますが、
いくら原型通りに型取りしても、樹脂が硬化する時に縮んだり、歪んだりします。
なるべく原型との差異がないようにしているので、
手間がかかっている分、お値段も高いわけなのです。

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